主な症状

 

• おりものが白くポロポロ（ヨーグルト状）になる

• 外陰部がかゆい・ヒリヒリする

• 排尿時や性行為のときに痛みがある

• 外陰部に赤みや腫れが出ることも

 
かゆみが強いときは、夜も眠れないほどつらいこともあります。
 

原因は？

 
カンジダ菌はもともと体内にいる常在菌で、普段は悪さをしません。
 

• 抗生物質の服用

• 疲れやストレス、寝不足

• 生理前後や妊娠中などホルモンの変化

• デリケートゾーンが蒸れる・洗いすぎ

カンジダ膣炎の診断と検査

 
　当院では、以下の方法で診断を行っています。
 

• 問診と内診でおりものを確認

• おりものの顕微鏡検査で細菌の状態を確認

• 培養検査による原因菌の同定

治療

 
膣の中に入れる膣剤や外用薬を使って治療します。
クリニックで膣洗浄を行い、カンジダ治療の膣剤を挿入します。
市販薬や何もせずに自然に改善することもありますが、再び症状が増悪することもあるので、早い段階での婦人科での治療をお勧めします。
 

日常生活で気をつけること

 

• 膣を洗いすぎない

• コットン素材の下着を着用し、通気性を良くする

• 抗生物質の乱用を避ける

• ストレスを減らし、規則正しい生活（バランスのよい食事、十分な睡眠）を心がける

 

再発に注意！

 
カンジダ膣炎はくり返しやすい病気です。
「前と同じ症状が出たかも…」と思ったら、早めの受診をおすすめします。
 

よくある質問

 

Q. パートナーにうつりますか？
→性感染症ではありませんが、カンジダの症状が出ているときに性交渉をすると男性側にも症状がでることがあります。症状があるときは悪化する可能性もありますので、性交渉は控えた方がいいです。
Q. 再発しない方法はありますか？
→再発しないために医学的に確立した予防法はありませんが、患者さんに合わせた改善策を提案します。例）疲労感が強く、免疫力が下がりやすい方には漢方薬を処方。例）膣内細菌叢が乱れやすい方には膣内細菌叢を整えるサプリを処方。

 

坂本レディースクリニックでは、プライバシーに配慮した検査・診察を行っていますので、安心してご相談ください。