こんな症状にお困りなら、お気軽にご相談ください。
- おりものが水っぽい、臭いがするなど様子がいつもと違う
- 最近パートナーが変わったので、念のために検査をしておきたい
- かゆみがある、できものができた、痛い
- パートナーが性感染症と診断された
- 結婚予定なので、その前に病気がないか調べたい
主な性感染症の種類と症状について
性感染症は疾患によって症状が異なります。
カンジダ
カンジダは真菌の一種で膣の常在菌です。体調を崩して膣内細菌のバランスが乱れたときにカンジダが増えて症状が出現します。強いかゆみが出現するのが特徴です。症状を繰り返すことが多いのも特徴です。
培養検査や顕微鏡で真菌がいるかどうかで診断がつきます。抗生物質の膣錠や軟膏で症状が改善します。また、治療してもカンジダを繰り返す場合は、膣内フローラ(膣内細菌叢)が乱れていることが原因です。当院では、膣内フローラを改善するための治療も行っております。
クラミジア感染症
10代から20代~30代の若い女性に多く、婦人科外来でもっとも多くみる性感染症ですが、ほとんどの患者さんに自覚症状がないのが特徴です。おりものの異常もないことが多く、婦人科受診や診断が遅れることがあります。治療しないままでいると、膣から子宮、骨盤内へ感染が広がり、骨盤内腹膜炎(PID)や卵管性不妊の原因になります。帯下のPCR検査で診断がつきます。抗生物質を内服するだけで治療することができます。治療後に治療効果を確認するために日をあけて再検査が必要になります。
性器ヘルペス
ヘルペスウイルスが原因で発症する病気です。初めて感染して発症する場合と過去に感染したウイルスが再活性化して発症する場合があります。とくに初めて感染したときの症状が重く、左右対称の潰瘍を形成して排尿時に強い痛みがでることが特徴です。
ほとんどが症状と肉眼的初見で診断がつきます。抗ウイルス薬の内服、軟膏で治療します。
トリコモナス腟症
トリコモナスという原虫が原因で発症する感染症です。おもに性行為で感染しますが、原因が原虫ということもあり、タオル、便器、浴槽での感染経路があります。原虫の増え方によっては大量の悪臭を伴うおりものやかゆみの症状がでることがあります。
顕微鏡で原虫を確認することで診断がつきます。抗生物質の内服で治療することができますが、月経をきっかけにわずかに残った原虫が再び増殖することがありますので、次の月経後に再検査をすることがあります。
梅毒
もともと男性同士の性行為が主な原因であった特殊な性感染症でしたが、近年、日本中で若い女性を中心に爆発的に増えている感染症です。石川県でも指数関数的に感染が広がっており、大きな社会問題になっています。体の皮疹や陰部潰瘍など症状が多彩で他の疾患と見分けがつきにくく、梅毒をみたことがない医師も多いため見逃されることの多い疾患です。
治療しなくても一時的に症状が消えたり、自然と治ったようにみることもありますが、それは治癒したわけではないので、放置することで神経梅毒などの致死的・不可逆的な後遺症に繋がります。また、妊娠中に梅毒に感染することで先天性梅毒になり、赤ちゃんに重症な後遺症を残してしまうことがある非常に恐ろしい病気です。
診断は非常に難しく、皮膚の湿疹や性器ヘルペスなど他の病気と診断されて治療介入が遅れることが多々あります。採血で梅毒の抗体を確認することで診断が可能です。抗生物質の内服治療で完治が見込めますので、なにかおかしいと思った際はすぐに受診してください。
淋病
淋菌によって生じる感染症です。おりものの異常や排尿痛などの症状がでることがありますが、比較的症状が軽いこともあり、放置されやすく骨盤内腹膜炎(PID)や卵管性不妊の原因になることがあります。おりもののPCR検査で診断します。抗生物質の点滴治療を行いますが、近年は抗生物質が効きにくい耐性菌も出現しており、治療に難渋することがあります。
尖圭コンジローマ
発癌性のないHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因でおこります。陰部や膣内、子宮頸部にイボ状の腫瘍ができます。治療はイミキモドクリームの外用や外科的治療になりますが、ウイルス感染を完全除去することはむずかしく、再発を繰り返すことがあります。
また、尖圭コンジローマの患者さんは違った種類のHPVに同時に感染していることもあり、子宮頚部前がん病変や子宮頚癌が合併している可能性もあるので子宮癌検診を強く推奨します。
コンジローマの原因になるHPV6型、11型は現行のHPVワクチン(4価ワクチンもしくは9価ワクチン)で予防することができますので性行為を経験する前のワクチン接種を推奨します。
エイズ
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染により生じる免疫不全状態です。適切な治療が行われないと、免疫力の低下により重篤な全身性感染症や悪性腫瘍を引き起こす深刻な疾患です。早期に診断して、治療介入を行う必要があります。検査は採血で行います。
料金
自由診療
初診料 | ¥1,650- |
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再診料 | ¥880- |
症状がある場合保険診療(3割負担)
※保険の場合、すべてを一度に検査することができません
クラミジア |
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淋菌 |
カンジダ |
トリコモナス |
ヘルペス |
コンジローマ |
梅毒 |
性感染症検査セット
※複数の性感染症が心配な方向けの検査セット
婦人科性感染症 おりものセット:クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、一般細菌、ヘルペス(視診)、コンジローマ(視診) | ¥19,800- |
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性感染症 採血セット:HIV(エイズ)、梅毒、B型肝炎、C型感染 | ¥16,500- |
性感染症 全部セット:クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、一般細菌、ヘルペス(視診)、コンジローマ(視診)、HIV(エイズ)、梅毒、B型肝炎、C型感染 | ¥33,000- |
坂本レディース
クリニック
電話番号 076-225-3305
〒921-8064 石川県金沢市八日市4丁目376
最寄り駅:JR西金沢駅 徒歩約20分 西金沢駅からの道順
駐車場24台完備
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00-12:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ◯ | ◯ | ー |
14:30-18:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ◯ | △ | ー |
- △ 13:30から17:00まで
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