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 坂本レディースクリニック

ピル・アフターピル・ミレーナ・月経移動ピル

ピル・アフターピル・ミレーナ・月経移動ピル

 
 ピルは避妊だけではなく、月経困難症の治療や子宮内膜症の治療に適応があります。ピルの種類によって期待される効果や出やすい副作用も異なりますので、患者さんの体質やニーズに合わせた治療薬の提案をさせていただきます。

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  1. 緊急避妊目的のアフターピルを希望される方は予約不要です 早急に受診してください
  2. 性交経験のない女性に対しては内診を行うことはありません
  3. 月経困難症などの症状を抱える患者さんは保険適応になります
  4. 避妊目的のピル、月経移動ピルの処方は自由診療になります
  5. 子宮内避妊リング【ミレーナ】挿入も対応しております【当日施術可能】

ピルのメリット

 

  • 月経痛が改善する
  • 月経周期が安定する
  • 生理の出血が少なくなる
  • 月経前症候群 (PMS/PMDD) の症状が改善される。
  • 子宮内膜症の治療になる。
  • 卵巣癌や子宮体癌の発症リスクが減少する。
  • ニキビや肌荒れの改善が期待される。

ピルの副作用

 
 ピルの副作用として、以下の症状が報告されていますが、ほとんどの方が数日から数週間で自然に軽快するため軽い症状であればそのまま内服を継続するようにしてください。
 

  • 吐き気
  • むくみ
  • 不正出血

 
 また、一部の女性では、血栓症のリスクが増加することが指摘されていますが、健康な女性においては、ピルを服用しない女性と比較してリスクの変化は少ないとされています。ただし、40代以上や喫煙者、肥満の方、閃輝暗点の前兆を伴う片頭痛持ちの方においては、血栓症のリスクが増加する可能性があるため、注意が必要です。

保険適応のピル

 

 当院では、月経困難症の方に対して保険適応のピルを処方しています。保険適応のピルには以下の種類があります。

ヤーズフレックス配合錠

休薬期間が4日間と少ないのが特徴のピルです。最長120日間を1周期とすることができるのが特徴です。抗ミネラルコルチコイド作用のあるドロスピレノンを含有しており、浮腫みにくいといわれています。また、PMS・PMDDに対する治療効果がFDAに承認されています。コストが高いことと内服方法がやや複雑な点がデメリットです。
 

ルナベル(LD/ULD)

21日内服して7日休薬するオーソドックスなピルで、月経困難症に保険適応があります。ルナベルULD(Ultra Low Dose)は超低用量という意味で、女性ホルモンの総容量が最も少ないピルであり、血栓症のリスク低減が期待されます。ULDとLDの二つの容量の選択ができるため、お薬で副作用が出やすい方にも勧めやすいピルです。
 

ジェミーナ配合錠

21日間を1周期とする方法と77日間を1周期とする方法が選べる超低用量ピルです。77日間を1周期とする場合は、28日シートを2か月使用した後に、21日シートを使用します。その場合は生理の回数が3か月に1回になり、月経回数が減るメリットがあります。ヤーズフレックスに比べて内服方法がシンプルです。
 

ヤーズ配合錠/ドロエチ配合錠

ヤーズフレックスと異なり、28日シート中4日間に偽薬が含まれています。そのため、1か月に1回月経を起こします。ヤーズフレックス同様にドロスピレノンが含有されており、肌荒れの改善やPMS/PMDDへの治療効果が高いピルです。この製剤にはジェネリックがあるため価格が安いメリットがあります。
 

フリウエル (LD/ULD)

ルナベルのジェネリックです。内服方法はルナベルと同じです。
 

自費のピル

 

 避妊目的や肌荒れの予防でピルを内服したいという方のための自費のピルも提供しています。自費のピルは以下の種類があります。

ファボワ―ル

一相性のピルで避妊効果が高く、休薬期間を延ばすことで生理日の調整もしやすい。男性ホルモンの影響が少なく、ニキビ治療にも効果があります。
 

費用

2400円(1シート)

ラベルフィーユ

三相性のピル。自然のホルモンサイクルに近く、不正出血が少ない。月経量は減りやすい。

費用

2400円(1シート)

初診料1650円、再診料880円の費用がかかります。

リスク・副作用

  • 吐き気
  • 不正出血
  • むくみ
  • 乳房の張り
  • 血栓症など

緊急避妊ピル・アフターピル(自費)

緊急避妊ピル、アフターピルとも呼ばれ、避妊に失敗した場合や予期せぬ性行為の後に内服するピルです。性交後72時間以内に内服する必要があり、妊娠のリスクを軽減します。ただし、必ずしも妊娠を完全に阻止できるわけではありませんが、望まない妊娠を避けるためにも早期の服用をお勧めします。アフターピル希望の方はご予約不要ですので直接ご来院ください。即日処方、内服していただきます。
ノルレボゲストレル錠: 性交後72時間以内に1回内服します。
 

ノルレボゲストレル錠

8,800円

 

月経移動ピル(自費)

受検や旅行などのイベントで生理が予定日に被ることを避けたい方のために、月経予定日を調節する目的で内服するピルです。ピルの使用方法や詳細については、月経予定日とイベントの日程を確認して内服指導させて頂きます。

プラノバール 10日分

5,500円

別途、初診料1650円あるいは再診料880円がかかります。

 

リスク・副作用

  • 吐き気
  • 不正出血
  • むくみ
  • 乳房の張り
  • 血栓症など

プラノバール(月経移動)について
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
プラノバールは、月経困難症、月経周期以上の効能・効果で厚生労働省に承認されています。月経移動目的での処方は国内では承認されていません。
入手経路
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品等の有無
掲載したピルと同一成分で生理移動の効果を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性などに係る情報
血栓症・むくみ・吐き気・不正出血などの副作用があります。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

ミレーナ(IUS)

 ミレーナは、レボノルゲストレルというホルモンを5年間持続的に放出することで避妊効果を得る薬剤徐放システムです。子宮内に装着して使用することで、避妊の効果の最も高い方法の一つになります。また、ミレーナを抜去すれば、再び妊娠が可能です。装着・抜去ともに外来診療で簡単に行うことができ、痛みも少ないです。過多月経、月経困難症の方には保険が適応になるため、生理でつらい思いをされている方にも勧められる方法です。

ミレーナは、次のような方におすすめされます:

  • 避妊効果の高い避妊法を探している方
  • 喫煙や肥満、40歳以上でピル内服のリスクが高い方
  • 避妊はしたいが、毎日ピルを内服するのが難しい方
  • 過多月経や月経困難症の症状に悩んでいる方
  • パートナーにバレずに避妊をしたい方

 

ミレーナのリスク、副作用

  • 不正出血
  • 自然脱出
  • 骨盤内腹膜炎
  • 子宮穿孔
  • 子宮外妊娠

 

ミレーナ挿入費用(自費の場合)

¥55,000-

ミレーナ定期フォロー

¥3,300-

ミレーナ抜去

¥5,500-

別途、初診料1650円あるいは再診料880円がかかります。

Q. ピルを飲むと不妊症やホルモンなどに影響がでますか?

ピルの長期内服によって不妊症やホルモンに影響がでることはありません。月経痛が強い方の中には子宮内膜症などの器質的疾患が隠れていることがあり、将来の妊孕性(妊娠のしやすさ)を維持するためにピルを内服した方がいいです。

Q. 高校生です。アフターピル希望ですが、親にバレるでしょうか?

アフターピルは自費診療になるため、あとで通院の履歴が保護者に伝わることはありません。また、患者さんに了解を得ずに親御さんにクリニック側から直接連絡することはありませんのでバレないと思います。誰でもすぐに内服できるように、アフターピルの料金は全国最安に設定しています。安心して受診してください。もちろん避妊目的のピルも処方できます。

Q. オンラインピルでずっとピルをもらっていましたが、不安なので婦人科に通院したいと思っています。同じピルをもらえますか?

当院で取り扱いのあるピルは処方可能です。月経困難症の症状があれば診察を行って診断した上での保険適応のピルや薬剤の変更を提案する場合もあります。

Q. ピルを初めて飲み始めましたが、ずっと出血しています。大丈夫でしょうか?

飲み初めに不正出血が出ることが多いため、基本的には内服の継続をしてかまいません。ほとんどの患者さんでは2シート目に移行するころに不正出血が止まっています。

Q. ピルを内服してから吐き気が強いです。大丈夫でしょうか?

ピル内服に嘔気を自覚することはよくあります。内服を続けることで体が慣れていき嘔気は改善しますが、症状が強い場合はいったん内服を中止することもありますので、何かあればお問い合わせください。

Q. ピル内服中です。足が痛いような気がします。血栓が心配ですが、大丈夫でしょうか?

ピルによる血栓症は稀です。まずは当院に受診して頂き、診察・検査させていただきます。血栓ができた場合のフォローもしっかりさせていただきます。

Q. 血栓症が心配です。

血栓症の合併症は稀ですのでそこまで過剰に心配する必要はありません。ピルを内服しているときの血栓のリスクよりも妊娠中の血栓のリスクの方が高いこともわかっています。ただ、40歳以上、喫煙者、肥満、閃輝暗点を伴う頭痛持ちの方は血栓症のリスクが高いためピル以外の選択肢を提案することがあります。

Q.ミニピルの取り扱いはありますか?

現在取り扱いはありません。ピルの副作用が気になるようでしたら、ミレーナを挿入する選択肢もあります。

坂本レディース
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09:00-12:30
14:30-18:00

  • △ 13:30から17:00まで
  • 診療時間は変更となることがあります。
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