レーザー蒸散術の適応と治療対象
レーザー蒸散術(CO₂レーザー推奨)は、円錐切除術と比べて侵襲度が低い治療です。
日本のガイドラインでは、主にCIN 2(中等度異形成)およびCIN 3(高度異形成)の一部が対象となります。
1. 治療が推奨される主な条件
レーザー蒸散術の実施には、「術前の高度な診断精度」が必須とされ、以下のすべての条件を満たす場合に、治療が考慮されます。
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組織診(生検)によりCIN 2以上の診断が確定していること。
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コルポスコピー(腟拡大鏡検査)で病変の全範囲が明瞭に確認できること(病変が子宮頸部の内側に深く及んでいないこと)。
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病変部に浸潤がんの可能性がないと慎重に判断されていること。
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頸管内病変がないこと。
2. CIN 2 に対する治療の判断基準
CIN 2(中等度異形成)は自然治癒する可能性もあるため、通常は経過観察が原則ですが、以下のいずれかに該当する場合は治療が適応になります。
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1~2年の経過観察期間中に自然消失しない場合。
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ハイリスク型HPV(16/18/31/33/35/45/52/58型)のいずれかが陽性の場合(進展リスクが高いため)。
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患者様本人の強い希望がある場合。
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継続的な受診が困難な場合。
レーザー蒸散術のメリットと留意点
メリット (円錐切除術との比較)
| 妊娠・出産への影響が少ない |
子宮頸管の短縮がほとんど起きないため、その後の流産・早産、前期破水などの周産期予後を悪化させるリスクが非常に少ないとされています。 |
|---|---|
| 低侵襲性 |
局所麻酔での外来日帰り手術が可能で、痛みも軽微です。術中の出血量は極めて少なく、体への負担が少ない手術です。 |
| 術後トラブルが少ない |
頸管狭窄(子宮頸管が狭くなることによる月経痛の増強など)の頻度が少ないことが知られています。 |
留意点 (治療前の確認事項)
| 組織標本が得られない | レーザーで病変を「焼き消す」ため、切除標本が得られません。そのため、術前のコルポスコピー評価、組織診断が必要です。 |
|---|---|
| 再発のリスク | 円錐切除術に比べ、病変の再発率がやや高いことが報告されています。再発した場合も、再度の蒸散術や円錐切除術の選択が可能です。 |
治療後の管理とフォローアップ
- レーザー蒸散術術後も定期的な検査による慎重なフォローアップが必要です。
- 治療後も、子宮頸がん検診を継続的に受診していただくことが、再発や新たな病変の早期発見のために重要です。
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