水槽の外から、中から。
週末、家族で水族館に行ってきました。大きな水槽に色とりどりの魚たちが泳ぎ、クラゲがふわふわ漂い、子どもたちは大はしゃぎ。私も童心に帰って、水槽を覗き込んでいました。
水族館に行くと、普段は見ることのない生き物たちを間近で観察できて楽しいですよね。普段、私たちは「魚を見る」側のつもりで水槽のガラスに顔を近づけます。でも、ふと気づいたんです。
「これ、魚から見たらどうなんだろう?」
水槽の向こう側にいるのは、私たち。毎日いろんな人が水槽に張りついて、目を輝かせながら彼らを眺めている。もしかして、魚たちは私たちのことを観察しているのかもしれない。私たちが水槽の外側から魚を見ているように、魚もまた、水槽の内側から人間を眺めている。
「今日はどんな群れが来たんだろう?」
「あのちっちゃいの、やけに騒がしいな」
「またあのメガネのやつ来てる」
なんて、思っていたりして(笑)。
ドクターフィッシュのコーナーでは、子どもたちが手を入れてキャーキャー騒いでいました。私も試してみましたが、つつかれる感覚がなんとも不思議で、気持ちいい。ドクターフィッシュたちからすれば、「お、今日の手は角質たっぷりで美味しそうだな!」なんて思っていたかもしれません。
魚たちにとっては、水族館は「人間を観察する場所」なのかもしれない。私たちが「魚の種類」を気にするように、彼らも「今日の観客の種類」を分けている可能性だってある。「じっと動かないタイプ」「やたら写真を撮るタイプ」「叫びながら驚くタイプ」…。
こう考えると、水族館って面白いですね。私たちは「魚を観察するため」に来ているけど、もしかしたら、魚たちは「人間を観察するため」にあそこにいるのかも。
視点を変えてみると、日常の景色も一味違って見えるものですね。次に水族館に行くときは、ぜひ「魚に見られている自分」を意識してみてください。彼らがどんな風に私たちを眺めているのか、想像するだけでちょっとワクワクしてきませんか?